シンプルかつ分かりやすく

最近は小一時間ほど新しい試みで
ストックイラストを始めようと思い
準備を進めています。

なるべく需要がありそうな花、野菜、
動物の顔に絞って日に5〜6個くらいを描く。

着色は後でまとめてやるつもりで。

それにしても、公共の場で即使用できる事を
念頭に置くと当然ながらよりシンプルかつ
分かりやすいモノが好まれ
あまり凝ったモノは使われ辛いんです。

どこかで聞いた売り込みのハナシですが
凝った力作のポートレートを
何枚も持ち込まれ
凄いのは分かるが、制作期間がどれだけ
掛かって一体いくら掛かるかを考えたら
とても依頼できずお断りするしかなかった…
なんて事があったそうで。

自分も広告会社にポートレート持って
就職面接行った事が実際ありますが、
似たような事言われて落ちたことが
ありました(笑)

凝ったモノが良くないという訳ではなく
ヒトの目にする媒体と場によって
求められるモノが違ってくるという
ハナシなんですね。

例えば広告のアクセントにちょこっと
あればいいところにあまり凝ったもの
だと印刷も潰れてしまいせっかくの
力作も台無し…なんて事に。

ぶっちゃけ凝ったもん出したいなら
個展でも開いてやってくれ…
という次第で。

極論ではあるけれど。

ハナシを元に戻して、この「シンプル」かつ「わかりやすい」ということは、
いかに対象の特徴を簡潔に捉えるか…
と言うことになって来ます。

単純かつ、いかに「らしく」魅せるか。

簡単なようでこれが意外に難しい。

ヒトは誰しも欲が出て凝りたがる
モノなので(僕もそうですが)、
誰が見ても対象のものとわかる形を
見つけ出そうとするのは、
過程も含めて勉強にもなるんですね。

まあ当たり前の事ではあるのでしょうが
気付いてたつもりでも
かと言って考えた事もない
事にあえて目を向けると
“ちいさなものがたり”が隠れている…
そういう事なんでしょうか。

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ちいさなものがたり

長野県松本市を拠点に 転がるフリーイラストレータの 気ままな日常。