黄金比と白銀比

普段誰も気に留めもしないが、
皆が最も自然に感じるバランス比率。

とまあコレが今日の講義のハナシ。

デザインかじってる人は意識している
であろうモノだけど、自然物のバランスも
おおよそそうなっている事が多い。

それが黄金比、白銀比と呼ばれる
モノだ。

かつてモナリザなんかで話題に
なった黄金比は、短辺と長辺が
1:1.618の比率になっている長方形
の事を指す。

具体的に言うと、正方形を描いて
底辺をAB、上辺をCDとした時に
ABのちょうど中間点を中心に
上辺CDを結ぶ円を描いた時に
ABの延長線と交わる点をB“とする。

そこから垂直に伸ばした線と
今度はCDの延長線と交わる点をD”
とする。

こうして出来た長方形AB”CD”が
黄金比長方形となる。

この中になから収まるように
デザインを組み立てると非常に
まとまって見えると言うわけ。

ピラミッドとかパルテノン神殿とか
名だたる世界の建築物には
よく使われている。

もう一つ、黄金比ほどは名前は
聞きなれないかも知れないが
非常に身近なのが白銀比。

コレはまたの名を大和比とも言って
日本人により馴染みのある比率関係
になる。

比率にすると1:√2、
ひとよひとよにひとみごろ、

1:1.4142…

法隆寺五重の塔とかドラえもんとか、
もっと身近なモノを挙げるとよくある
紙の寸法、AサイズBサイズなんかが
これにあたる。

はがきサイズなんかほぼまさにそれ。
100㍉×148㍉なので。

つまりまたまた正方形を描いて
底辺をAB、上辺をCDとした時、
Aを中心にADを半径とした円を
描いた時に底辺ABと交わる点を
垂直に伸ばしCDの延長線上と
交わる点を結んで出来た長方形が
白銀比長方形と呼ばれる。

これもまたここに収まる様に
組み立てるとまた自然にバランスよく
見えると言うわけで。

人物や背景の構成が苦手な人は
意識してみると良いかも知れません。

部屋の片付け、配置なんかにも
使えます、たぶん(笑)

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ちいさなものがたり

長野県松本市を拠点に 転がるフリーイラストレータの 気ままな日常。