謹賀新年

明けましておめでとうございます。

ここへきてコロナが再び猛威を振るい
閉塞感の抜けない年始となりましたが
一刻も早く収束を願ってやみません。

とまあ堅苦しく重い挨拶もナンなので
少しでも前向きな話をしたいと思う。

昨年は個展も延期になり
個人の活動はかなり制限されたのは
否めない。

でも講義、つまり教えるほうでは
充実させていただいたのは
ありがたい事だと思う。

リモート、という裾野の広がりは
全く想定していなかっただけに
試行錯誤もあったけれども
いい経験になった、なっているかなと。

具体的に言うなら、感覚と理論。

どちらも僕は必要だと思うが
自分はどちらかというと
前者に偏りがちだった気もする。

好きなように描いて好きなように
相手に見せて好きなように
解説するのみならそれでも
良いのだろうけれど。

でも教えるとなると感覚的な
アプローチだけでは、
限界があることがわかる。

ましてリモートならば当然
相対していてもどうしても
間接的になるから尚更だ。

正直なところ無意識のうちにしている事を
相手に伝えるにはどうしたら良いか…
なんてことは未だに手探りな訳で。

でも自分が生徒の立場であったなら
もし戻れるのならば、同じように
教えてもらえる環境にあったなら…

僕の同時期なんて恥ずかしながら
絵で収入を得るなんてコトは今思えば
鼻で笑われる環境にあったから、
独学に頼らざるを得なかったけど
もしもあの時何を教えて貰えたら
一番身になったのかを考えてみたり。

そうなると自分のやり方を理論的に
考察して発言する必要も出てくる…

というのが今尚思うところである。

一年の計は元旦にあり。

改めて描くって楽しいコトだ、
と思ってもらえるような講義を
していけたらと思います。

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ちいさなものがたり

長野県松本市を拠点に 転がるフリーイラストレータの 気ままな日常。