マンガだ漫画!②

と、言うわけで少し長めのお話、
ギャグ漫画を描いてます。

とりあえず設定考案からネーム、
下描き、ペン入れ、ホワイト。

今回は敢えて着色をデジタルで。

考えてみると今や始めからデジタルで
全て完結する事もできるのが現代の
執筆事情です。

自らB4の原稿用紙に枠引いて
ひたすら卓に向かって
描き続けた時代なんてのは古き良き
漫画家さんの姿なのかも知れない。

もちろんそんな漫画家さんも
今も大勢いるだろうし、
素直に尊敬できる姿だと思う。

さて自分なんてアナログと
デジタルのハイブリッドなんて
言えば聞こえは良いけど
タダのめんどくさがりやなので(笑)

まあデジタルだからと言って何でも
楽な訳では無くて、扱うにはそれなりに
覚えないといけない事もあるのだけど。

グラフィックソフト全般に
言える事だけども修正は容易な分
レイヤー管理が基本なので
階層を分けて描いて行くのがデジタルの
特殊なところではある。

コレが結構曲者で例えば輪郭をレイヤー1、
髪はレイヤー2、肌はレイヤー3、てな具合で
重ね分けて描いて行くのだけど
あまり詳細に分けすぎるとカオスになる。

あくまでも自分の把握できる範囲で
ファイリングして行く必要がある訳ですね。

とりあえず僕の場合
奥行きの場面場面で描きづらいなと
感じたら分けるくらいで管理してますが。

主要人物はレイヤー1、
エキストラレイヤー2、
背景空がレイヤー2、
背景地面がレイヤー3、
くらいなものですね。

まあその前にアナログ線画を
デジタルに取り込む為に
透明化という作業も必要になる
訳だけども。

これはアナログ画を直接画像データに
取り込んでも、紙をスキャンして
そのまま取り込んだのと同じで、
そのまま塗っても原画の線に
干渉してしまう。

その場合塗りをミスしたとして、
消そうとすると原画の線も一緒に
消えてしまう。

それでも仕上げようと思えば仕上がるが、
そこは修正が容易というデジタルの強みを
活かす、となると当然原画と塗りは
分けた方がやりやすい訳で。

とりあえずスキャン原画を透明化して
レイヤー分けして下から塗ってけば
原画に影響する事はない。

塗りは塗りで修正出来るわけですね。

まあ、最近のソフトは線画もデジタルで
出来るばかりかコマ割りまで
やってくれるものもあるから、
紙に描かず直接線画描いても
ぶっちゃっけ良いのだが。

画像データ取り込むのって結構な
データ食うのもあるし。

そのへんは各々のやり方にもよるけど、
ストロークと言うか描き筋と言うかは
アナログもデジタルも無いので
どんな方法を取ろうが自由だと
個人的には思います。

描く、と言う事は本当に面白いですよね。

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ちいさなものがたり

長野県松本市を拠点に 転がるフリーイラストレータの 気ままな日常。