高校講師になって一年。
月日が経つのも早いものだ。
一年前はまさか自分が教える立場に
なるとは思わなかったけど。
手探りなのは相変わらずだけれども、
何はともあれ一年やり通せたのは
良かったと思います。
とにかく所謂、美術の授業とは
また違う落としのある講義をしたくて。
デッサン、方法論も大事だけど
どちらかと言えばイメージを大事に
突き詰めて貰えたらなと日頃
想いを巡らせていたり。
先日教えた事と言えば、イラストとは
起承転結のうちの起承結、ではないかと
思うんですね。
イラスト踏まえて物語を描く上では
(漫画なんかもそうだよね)起承転結
だと思うけど、一発イラストだと
何が(誰が)どうしてどうなった
(こうなった)絵、と完結して成り立って
いるのが殆どだと。
転、はお話で言えば捻り、
場面の転換なので一発イラストには
転換しようが無いのであまり関係が無い。
だから起承結だという理屈なんだけど。
まあ自分でも分かりやすいような
分かりにくいような。(笑)
ただね、漠然と何を描こう?と考える
よりは何が(誰が)どうしてどうなった
(こうなった)にイメージを当てはめた
方がまとまり易いかなと思うわけ。
そこまで出来て上手く
描けないというのは
あとは技術的な問題な訳で、そこは
練習すればどうにでもなる。
あとはそれをいかに楽しんでやるかだ。
そしてそれをいかに楽しく教えるかだ(笑)
それはまた別の難しさがあるんだが。
僕も精進したいと思います。
以上、実際の授業での殴り描きです。
ちいさなものがたり
長野県松本市を拠点に 転がるフリーイラストレータの 気ままな日常。
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