竪穴式住居

歯医者の帰りドライブがてら遺跡に
寄ってみる。

そういえば、ここに来たのは小学校の
遠足以来だろうか。

まあ遠い日の想い出に浸るのも
そこそこに復元された
藁葺き屋根の住居の
中に入って見たりする。

俗に言う竪穴式住居というやつだ。

縄文時代〜弥生時代なんかには
大自然の中、こんな集落が
至るところに点在していたのだろう。

4000年もの昔のことだ。

しかしシンプルながら非常に
住みやすそうにも思える。

今日は結構冷え込んでいる筈が
中に入るとさほど寒くはない。

ポツンと隅っこに据えられたかまどに
ポッと火が灯ってたりすると
あくまでもイメージだけど
さぞ暖をとるのには充分だった
のではなかろうか。

夏は夏で不思議と風通しも
悪くなさそうに思える。

意外に快適だったのかな。

こんな物質社会の世の中だけど
辿れば日本人の歴史もこんな
シンプルな住まいから始まっている
訳で、色々考えさせられる。

それこそ小学生時代じゃ
只の遊び場に過ぎなかったが
良い歳になって訪れてみると
感じる事が多いなぁ。

まあ当時そんな事を思ってたり
したら大人びてるどころか
只の変わりものだっただろけども(笑)

僕は別に歴史マニアじゃあないが
なんとなく浪漫を感じた。

遠い日の日本、か。

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ちいさなものがたり

長野県松本市を拠点に 転がるフリーイラストレータの 気ままな日常。