パイプたばこを愛する著名人は多い。
かの手塚治虫を始め藤子不二雄F、
石ノ森章太郎。
ゴッホやアインシュタイン、
ヘミングウェイなんかもそうだ。
チェ・ゲバラはキューバらしく
葉巻のイメージがあるけど
それはイメージ作りで実際には
パイプたばこを燻らせる事が
多かったらしい。
作家の開高健なんかはオリジナルの
ブレンドを愛し没後それが「ヘレニズム」
という銘柄で販売されていたり。
まあなんか、職業柄考えることの
多い人たちに愛されてきたような。
とまあ実際パイプたばこは
吹かし方によっても
パイプによっても
全く味も香りも
変わってくるので考えるヒト向け
かも知れない。
日本で一番売れてる(らしい)
アンフォーラ・フルアロマと
いうものがあるけど
バージニア葉らしく
メラメラ燃えるのだが
全体的に紅茶の味がする。
だけど吸い方によって
洋酒の味だったり
柑橘系の味だったり
色んな香りが混ざる。
他にもJTの飛鳥とか今は
絶版になってしまったけれど
ダンヒルのMM965辺り、
俗に言うブリティッシュ・ラタキア系の
ブレンドなんか特にそうで
只の臭いたばこと思いきや
なんとも言えない意外な
香りが隠れていたりする。
僕が感じたものではナッツとか
ドライフルーツ、ヨーグルト
とかだろうか。
蜂蜜なんてのもあるかな。
じっくりゆったり吹かせば
実に色んな香りが次々に
顔を出すので
それが楽しみのひとつでも
あるのです。
それは何か想いを巡らせながら
考えるのが好きなヒト、もっと言えば
冒険心のあるヒト向けと言えるのかも
知れない。
思考のスパイス、とでも言えば
納得いくだろうか。
たばこといえど非常に奥深く
趣味性の高いものなのです。
愛される所以なのですね。
ちいさなものがたり
長野県松本市を拠点に 転がるフリーイラストレータの 気ままな日常。
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