新元号が決まった。
新しい元号は「令和」。
うーん…分かっちゃいたが
一発で変換されないもどかしさ(笑)
ライター、エンジニアの
悲鳴が聞こえてくるようだ。
もっともごく一般的な
ものでないものを選んで発表している
訳だから当然と言えば
当然なんですけどね。
まあしばらくは差し替えで
方々で混乱するだろうが、
すぐに落ち着くだろう。
それにしてもこの元号という文化は
アジア特有のものらしく
中でも日本は特にそれを重んじる。
いわゆる西暦は数字の羅列で
デジタルな印象を受けるのに比べ
漢字のインパクト、
アナログ的な趣きと言うか。
欧米ではどんな風に映っているのかは
何とも言えないけれど
少なくとも日本人にとっては
馴染みのある落ち着いた文化で
ある事は事実だろう。
それにしても自分も元号変遷を
二回経験するわけだけれど
平成に変わった時よりは
随分と穏やかな感じがするな。
なにしろ世の中が平成に変わった時は
国内はおろか国際的に見ても怒涛の
時代だった訳だから。
ベルリンの壁崩壊、ドイツ再統一から
アメリカと並ぶ超大国ソビエトの崩壊、
湾岸戦争へと続く。
何というか、今思えばそれまで
当たり前だった世界観が一気に
変わった時代だった訳で。
それが平成って時代の
始まりだったんだよね。
何はともあれこの新元号、
万葉集の一文から導かれたと聞く。
春のうららかな日、さわやかに
梅の花見をしながら短歌を詠んだ情景。
そんな安らぎを込めたものだという。
何だか、内外において表向きは
穏やかでも裏でせめぎ合いがちらほら
目立つ昨今の情勢。
せめていい方へ向かって欲しいものだが。
ちいさなものがたり
長野県松本市を拠点に 転がるフリーイラストレータの 気ままな日常。
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