最後の憧れ?

ぼんやりと空を眺めてみる。

澄み切った青い空間、雲の峰、谷間。
それはどこまでも続いている。

ふと考えてみるとかつて地球上は
未知の大陸、大海原、どこも
それぞれの地域にとっての神秘、
畏敬の対象になっていた。

大航海時代が到来するとそれを契機に
様々な場所が探検し尽くされ
あらゆる事象が現代では
ハイテク化された観測機器により
少なくとも見かけ上は
丸裸にされているも同然なわけで。

まあ、そんな風に断じてしまえば
夢も希望もありゃしないのだが
実はそうでもない。

前述の通りそれは見かけ上の話で
今の世の中の、それも陸上の
概要が可視化されただけの
話に過ぎない。

ドローンが幅を利かせ、航空技術がどんなに発達したところでそんなのはどこまでも表面上の話だ。

海の中だってよくわかっていない。

複雑な計算式があったとして答えだけが
明確に解明されただけの様なものだ。

つまりめんどくさいところは
未だ謎、と(笑)

でもそこにこそ本来の憧れが残されて
いるとも思う。

普段気にも留めないところで何かが起こっている、起ころうとしている。

それで見えているのが目の前の光景であり
事象であると考えると面白い。

よもやコレを神秘主義とか空想主義とか
言うのかも知れない。

まあそんなカテゴリーはどうでもいい。

ただ絵描き、クリエイターとしてなら
それぐらいの感覚は失いたくないもんだ。

ロマンチストで何が悪い。

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ちいさなものがたり

長野県松本市を拠点に 転がるフリーイラストレータの 気ままな日常。