想像力と記憶力

ふと、こんな事を考えてみる。

物事は不思議なもので、ただ流れるように
見ても聞いても頭には入らないものだ。

でも実際目の前の事を、うーん…
何というかうまく言えないのだが
強いて言えば空間的にと言うか
建設的にイメージ出来れば
不思議と覚えられる事の方が
実際多いようだ。

そういう意味では、想像力を養うと
言うことは記憶力を養う、と
いうことでもあるのだろう。

逆もまた然りだ。

描くということもおんなじで、
結局理屈を頭で理解しようとしても
上達はしない。

手を動かすことで同時に頭にも明確な
イメージを組み立てる事ができる様に
なる訳だ。

でもまあ、日常生活においては
中々伝え聞いたことをいちいち
イメージできるほど世の中の
スピードってもんは遅くはない(笑)

そう、そんな余裕がない、持てない
事がほとんどだ。

さておきこんな話がある。

今時はあまり聞かなくなったが
所謂サッカーの司令塔と呼ばれた
選手の言葉だ。

「自分はフィールドを視覚的に捉えるのではなく、俯瞰としてプレイしている。」

この意味がお分かりだろうか。

サッカーとはスペース(空間)を使うかの
駆け引きの最たるスポーツだ。

ゴールまでいかに何処の
スペースを先を読んで使って
いくか、を考えてプレイしなければ
得点は望めない。

ここで言う俯瞰とはフィールドを
見たままにプレイするのではなく、
見下ろした状態をイメージする
という意味だ。

確かに上から見下ろした状態で
フィールドを把握できるのなら
何処に誰がいてどんなスペースが
現時点であるのかを理解するのは
簡単な事だ。

結果攻撃の、あるいは守備の
イメージの組み立てに繋がると
いうわけである。

同時に何処に誰がいてどんなスペースが
あったか、は同時に記憶力の問題でも
ある訳だ。

そんなわけで少しでも
イメージトレーニング、
所謂イメトレを余裕あるかぎり
していきたいものですね。

妄想ちゃいますよ、イメトレね(笑)

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ちいさなものがたり

長野県松本市を拠点に 転がるフリーイラストレータの 気ままな日常。